メタボリックとは
メタボリックとは内臓脂肪の蓄積により、高血圧・高血糖・高脂血症のうち2つが併発した状態のことを言います。このメタボリックが原因で動脈硬化や糖尿病といった成人病になると指摘されています。現在、40歳〜74歳のうち、メタボリックシンドロームは約940万人、予備軍は1020万人。あわせて1960万人という統計が出ています。これは男性は2人に1人、女性は5人に1人に当たります。この状況が続くといずれ成人病患者が多数現れ、医療費を圧迫するとも言われており、対策が急がれていましたが、厚生労働省は2008年度からメタボリック検診の義務化を実施することを決定しました。
メタボリック検診の義務化
メタボリック検診が義務化されることになり、改めてメタボリックへの関心を深めている人も増えていると思います。メタボリックシンドローム。ここ数年で名称が急速に普及。すっかりメタボリックシンドロームの名が一般化しました。しかしメタボリックについて、正しい理解がされているかどうか疑問な点も多く、単に太った人に対し「あの人メタボだね」などと使われることも増えています。メタボリックシンドロームは単に「太っている」ことではありません。むしろ単に太っているわけではないからこそ問題が深刻なのです。メタボリック検診は、企業の健保組合が40歳以上の加入者に「特定健診」を受けるよう義務づけた制度です。これによってメタボリック・シンドロームの予防・改善を行おうというのです。メタボリック検診をしていない健保組合には国からの助成金は出なくなり、さらに一定期間内のメタボリックの減少率が基準に達しなかった場合は罰金を科すという非常に厳しいものになっています。
メタボ・ホワイト メタボ・グレー メタボ・ブラック
メタボリック検診を行うことによってメタボリック、あるいは予備軍の可能性がある人には3つのレベルに振り分け、対策が行われます。まずもっとも軽いもので「メタボ・ホワイト」。情報提供レベルとも言われ、生活習慣の見直しをするための情報が提供されます。
次に「メタボ・グレー」。動機付け支援レベルとも言われます。これは面接を一度行い、その後6ヶ月後に改めて改善具合を評価します。
一番重いのが「メタボ・ブラック」。積極的支援レベルとも言います。これは最初に面接した後も3ヶ月以上継続して支援を行います。そして6ヵ月後に再び評価をすることになります。
このメタボリック検診によって深刻な事態になる前にメタボリックを予防・改善し、生活習慣病から逃れようというものなのですが、これによって企業の負担が増すことになることから、さまざまな声が上がっています。できることなら一人一人が日常生活でメタボ対策をしたいものです。メタボリックにならないよう、日ごろから注意したいものです。